なるほどね〜、と思ったこと。


鍼灸院でめちゃくちゃ繁盛している人がいる。鍼といっても不妊治療に効くという噂で流行っているそうだ。不妊治療を鍼でやろうなんて人は病院をめぐってめぐって西洋医学じゃだめなんだ〜ってなった状態で、東洋医学の鍼にくる。だから"ダメでもともと"なのだ。するとうまくいった人のクチコミは(まさか!?)という驚きもあるので爆発力あるし、うまくいかなかった人は(ダメもとだしね)で何も言わないで終わる。結果的にいい評判だけが出回るらしい。


へ〜、宗教ってのもそういうことなんでしょうね〜。と、キリンのアイスプラスという新商品のビールを頂きながら思った。


断酒27日目(土)…缶ビール400ml程度


今日ヒマだったのでズボンのチャックに網戸つけてみた(網戸の端材があったので)。まだ履いてない。楽しみだ。

断酒のラジオは無事に終わりまして、ちびちび飲んだりしていることも告白して「これからも飲みながら断酒続けてください」という地点に着地しました。あ〜。


火曜夜は実は離婚された遠い知り合いに話を聞きに行くという変なイベントがあって、ふーん、そりゃ大変だなーとか頷いていたらなんとなく飲んでしまった。話自体は多分ありふれた離婚なんだけど、取材のように聞いていくとこれはなかなかおもしろいと。それちょっと変えたらコントになるなという話も頂いた。例えばこんなメモが残っている。


人は本当にわなわなする。わなわなするとうろうろする。うろうろは直線的に二部屋を行き来する。


僕は恋愛の話を聞く友人がいないし、できなくもないのだろうけど大変に照れくさいので、遠い知り合いに結婚と離婚の話を聞くのは気兼ねなく純粋におもしろかった。どうでもいい話だが聞かせてやってもいいぜという方がいたらtwitterなりメールなどでお知らせください。ただ聞くだけです。


断酒23日目(火)…ビール1000ml程度


水曜日は思い出しアー!地獄。一度合宿形式で飲み会をし「真剣三十代思い出しアー場」をしないといけない。動物園みたいなことになるぞ、きっと。夜は飲まず。やることあったがヒマだったので床で寝る。窓全開なのでさむくて起きる。


断酒24日目(水)…飲まず


木曜日も飲まず。家人が断酒だとも何も言ってないが酒を飲んでない。か、かっこいい。そして盗み飲みできなくてつまらない……


なぜかHDDにベストハウス1,2,3の特番が録画されていた。『扇風機おばさん』というある顔が5倍くらいに腫れる奇病の方の特集だった。てっきり奇病だと思い込んでいたら、(シリコンを注射しろ……)と幻聴が聞こえるので自分で整形手術の真似事みたいなことを繰り返していたからそうなったらしい。韓国の人だが、そうなったきっかけは大阪に住んでいたときになったとか。覚せい剤か?とにかく病気ではないような気がするが、原因は明らかにされない。


扇風機おばさんの顔の手術のドキュメント。扇風機おばさんがなぜそうなったのか再現VTR。扇風機おばさんの夢であるパン屋で店員体験する話。そして高須クリニックにて扇風機おばさんのまぶたの手術生中継。なんとこの番組は4時間番組なのである。パン屋で店員を体験するくだりは本当に意味がわからなく、ただただ恐ろしかった。20倍速くらいでざっと見たので全然ちがう話かもしれないが。


飲んでない時間をブログにあてたりしている。


断酒25日目(木)…飲まず

来週のデイリーのラジオに「断酒しました」企画で出ることになった。平日昼にヒマしてるのは数少ないのでまた番が回ってきた。(あ、よくヒマをしています。お仕事あったらください。仕事でなくてもいいです。)

木曜日は飲まず、金曜日も飲まず。どちらも夜は家でビデオを編集したり記事書いてたりする静かな夜だった。土曜日は記事の撮影をしに井の頭公園に。おいしいものが食べたくなって肉屋でハラミを買ってキッチンで焼いて食べた。我慢できなくなってビールを飲んだ。300mlに満たないくらい。

すぐに酔って寝てしまったが、深夜に起き出して原稿を書いていた。朝日が出て(朝焼けだった)二度寝をすることにしたが、何か不満である。ちょっと気を抜きたいなと思って本を読む。思い出した。気を抜きたいとか言っていたが、原稿書く直前に、ルマンドの袋をパンティ型に切ったらパンティに見えるか実験を一人でしてたんだ。気なんて張ったことなかった。で、本を読むのはいいが、もろ昭和の純文学でも読もうと思ってそれがどうにも堅い。もう少しレク度(※レクリエーション度合い)を高めようと思ってバーリアルを1缶飲んだ。

バーリアルと書くとかっこいいが、イオン系が取り扱う第三のビールである。いよいよ飲酒が本気めいてきた。

断酒20日目…ビール300ml、350ml

断酒ラジオどうするんだこれは。

朝起きて思い出しアーを数発。やはり酒を飲むと過去を思い出してアー!することが多い。

先日の漫才師の方6名のインタビューをテープ起こし中。大笑いしてた内容もテキストに直してみれば、あれ?どこで笑ってたのだろう?と。物事には、と言うと範囲が広すぎるが、おもしろには考えのおもしろさと行動のおもしろさがある気がする。アイデアのすばらしさと実際に笑わせる現場の力は別物というか。後者は演芸の領域で、漫才師の方はその辺が図抜けている。インターネットでは企画骨子だけ一人歩きしたりするので、前者の相性がいい。

プープーテレビでも企画が良い者と、実際の映像が良い者がいる。僕は後者。よくもわるくも。

これもう断酒じゃないな。そう思った瞬間から、日記から足が遠のいていた。


月曜日は飲まなかった。取材相手が漫才師の方六名で、六名集えばほんとに即席座組みトークが始まった。となると司会者役は誰かというとインタビュアーの自分。この番組、視聴率とれなさそうだな、と悩みながらインタビュー終了。夜は一人で遅い飯だったので盗み飲みもできず。


月曜日……飲まず


そういえば、飲まなくなって(飲んでるけど)思い出しアー!の頻度が減った。思い出しアーというのは、恥ずかしい過去を思い出してアー!と一人で叫んでしまう時間のこと。


火曜日は盗み飲んだ。妻の晩酌のビールを公然と奪いとって飲んだ。二口。これからの季節、ビールはどんどんおいしくなっていくな。下高井戸シネマで『預言者』を見た。刑務所内の権力闘争もの、必然おもしろい。刑務所内の作業服が自分の服にものすごく似ていた。僕はあれかっこいいなと思って着ているが、向こうでは罪人みたいだなと思われるのだろうか。もちろん日本でも罪人みたいに見られてる可能性はある。


映画内で一人っ子の家庭の父親が死ぬ場面を見て、自分と重ねあわせて見てしまった。帰り道、夕日が出ていてあ〜でもおれ人生の半分くらい生きたのかもしれんし死んでも文句言えんな〜と思っていたところ後ろから「お父さ〜ん!」と帰宅途中の娘が声をかけてきた。おれもう人生の半分くらい生きたんだよな、と妻に言ったら無視された。


火曜日……ビール2口


水曜日は保育園の懇親会があり、それ自体はただカレーだけを食べる会だったが、部屋が非常に蒸し暑く、家に帰ってビールを4分の1缶くらい飲んだ。暑いときのビールは本当にうまい。となると火が点いてしまって、さあ飲むぞ、飲むぞ飲むぞ、とリミッターを解除。解除したのはいいものの、体がもう飲めないのはちょっとわかっているので、相変わらず妻の日本酒を盗み飲むスタイルでいく。盗み飲みだとやっぱり足らず、冷凍庫にあったチェッロ(妻の周囲で自作チェッロが流行っている)を炭酸で割って飲んだ。甘ったるみを楽しむ酒をさわやかに炭酸で割ったところでうまくはないが、自分のコップで飲んだので、飲んでるなという意識は高まった。


この日の朝、保育園で5才の男の子が2才の娘を楽しませるために目の前で「落とし穴に落ちるところ」の形態模写をやってくれた。うひゃ〜、ばーん!と大声出してひっくり返って、まだやるのか、おい、まだやるのか、おい!おい!と数えていたら19回もやった。やつらは底が知れない。


水曜日……ビール80ml、日本酒40ml、チェッロ、20ml程度(適当)

23日の土曜日は断酒してから13日目か。


輸入食材店のカルディに日本酒の量り売りが来ていて、試飲をやっていた。あそこで試飲やってるなと思いながら近づいていった。「試飲どうですか?」と勧められて、試飲したいなと思って飲んだ。一口というのにも足らないくらいだったが、うまかった。驚いたことに本当にふらっときた。


もう少し飲みたいと思っていたところで、晩飯がウニに決定した。これはもうだめだと観念して、日本酒を買ってきて飲んだ。700円のウニと200円のマグロのあらでアホの考える晩飯みたいなのを食べた。うまかった。だが、おちょこ三杯でもうふらふらになり、すぐに寝た。驚くほど弱くなっている。


断酒13日目……日本酒一合足らず


24日日曜、断酒してから二週間が経った。今が断酒してる状態なのかどうかもよく分からなくなっている。一合も飲んでないので、朝つらいなんてことはない。悪いことといえば、お酒のせいで長いこと寝てしまったことくらいだ。

夜はデイリーポータルZのイベント『ほめられ屋敷』でカメラマン役となって来てる人に写真を撮らせてくれと言う係。「で、君はどう褒めるの?どう褒めるの?」といきなり試されたが、これ状況設定がどういうことなのかもさっぱりわからない。この(なんのカメラマンなんだ?)問題は本番になっても思いっきり響き、ものすごく不審がられて心が折れる

褒められたい人、褒めたい人が集ってる場で「…その写真、何に使うんですか?」と摂氏0度の顔で拒絶されるのは本当にきつかった〜。エエーッ!?って。おにぎりに石入ってたくらいの衝撃。

その後は除幕式担当だった西村さんのアシストに勝手に収まってガチャポンの機械を褒める一時間。(こんなにすごいものを作ったのすごいな〜)ってことだったのだが、途中から脱線していって(おにぎりかと思ったらガチャポンの機械なんだすごいな〜)に変わっていった。

「僕はね、僕はね、おにぎりだと思ったんですよ、これは絶対おにぎりが出てくるって。この幕の下にはおにぎりが入ってるんだ、って。それがね、こんなにすごいものが入ってるなんて、いいな〜、すごいな〜」と真顔で一時間。

大声で褒めまくっていると(ガチャポンを)神経が高ぶった。飲み会では飲んだら倒れそうだったので飲まず。アルコールフリーを飲む。終盤にやっぱり体が冷えてきて(※飲み会で酒を飲まないと体が冷えます)隣の橋田さんのレモンチューハイを3口。うまい、気がした。

断酒14日目……チューハイ3口