ありがとうございます

ありがとうー♪
ありがとうー♪
ありがとうー♪
ありがとうー♪


という歌がテレビで流れている。
ありがとうございますのほうが丁寧でいいよね。


ありがとうございますー♪
ありがとうございますー♪
ありがとうございますー♪
ありがとうございますー♪


いずれにせよぼくは母親がどっぷりハマッた新興宗教の施設にぶちこまれたことがあって、
そこでありがとうございますって言いまくらされて2日で脱走したことがあるので、
この歌を聴くとぶち殺したくなります。
善意は狂気。


沢木耕太郎の本を読んでいて
山口ニ矢(おとや)というテロリストのドキュメントなのだけど、
これものすごい姓名判断的に良い名前らしくて、
事件の後に日本易学連合会(へんてこな会だなあ)の席上で大御所の一人が
「あれほどの名前を持った人間がどうしてテロルに走ったのか、
 姓名学はまだまだ研究の余地があるのではないでしょうか。」
と言ったらしい。


山口さんは「あれほどの名前を持った人間」なのだそうだ。
姓名判断って全然実生活と関係ないところで判断されているのがおもしろい。
山口さんの前では易学連合会のみなさまは「はは〜っ」ってひれ伏すのだろうか。
易学連合会のみなさまの字画は相当良くてそんなことしなくてもいいのだろうか。
ちなみにぼくも相当良いようです。
末はテロルか大臣か。


あ、占い師に自分自身を占ってもらったらどうなるのだろうか。
すごい褒めるのだろうか、
や、これは、ま、ほんとすごい、すごいいい運勢ですよ、私。
とか言うのだろうか。
こちらとしては、でしょうね、としか言いようがないな。


案外と「人に見られてる」ことを意識してぼちぼちですねー、とか言うのだろうかなあ。