小栗

なんかブログの文字が大きくなったな。


本屋にて小栗じゅんという俳優の『小栗ノート』というフォトエッセイが発売されていた。
発売されていたと書いたがおれは全然知らなくて
ぱらぱら違うものを立ち読みしていたら
「きゃー!小栗ノートじゃーん!」
と20歳前後の女性が飛びついていたのでそこで知った。
その後その女性はきゃーきゃー叫んだあと
「あれー!なんで見れないのー!」
シュリンク(ラップされてて見れないやつ)に怒っていた。
すっごい小栗が好きなんだなと思った。
あとさっさと買えよ、とも思った。


路上詩人が書いたみたいな本の帯に累計27万部だと書いてあった。
1冊100円だとしても印税は2700万円か。
おいそれ簡単に言うけどすごいな、と思う。
おれの好きな作家たちはどれくらい売れてるのだろう。
27万部はぜったいいってない気がする。
本の中を見たらやっぱりしみじみとしたポジティブワードだらけでがっかりした。
なんでこんな嫌なやつが27万部なのだと、正直腹が立った。
あんまりにも腹が立ったので
むわ〜っと
力の限り嫌そうな顔して立ち読みしていた。
おれは一人だったが通り過ぎる女子高生3人くらいにはアピールできたと思う。


あまりおれを怒らせないほうがよいのだ。


お風呂の思考というのはなぜあんなに無意識なのか。
お風呂の時間は退屈だからあまり好きではない。
前もって
よし今日はざんはわの特集を考えよう
と、何考える時間にするか決めてから入るのだけど、
あのあっついシャワーを浴びて頭をゴシゴシ洗っている間に
「右手がイラクイラク‥‥左手がイランイラン‥‥ふぅーっ、大統領ぅー。」
と中東問題洗髪にすりかわっていた。
洗い終えて湯船にざぶーんとつかるときには
アメリカぁーーーっ。」
と考えていた。
考えていたというか脳内独り言がそんなだった。


クロード=レヴィ・ストロース先生の言う野生の思考がこんなところに。
ストロース先生、ブラジルまで行かなくてもよかったんじゃないっすか?