今さら映画

気取った飲食店などで見かける世界の時間に合わせた時計はいけすかない。
東京、シアトル、ロンドン、リオデジャネイロ
ほーう、リオでは今8時か、などと
何気なく東京を見ると、腕時計と時間が違った。
携帯電話を見てもまた違う。
狂っているのだ。
途端にシアトル、ロンドン、リオについても「だまされた!」感覚になった。
時計は一瞬で無価値になった。
合ってない時計はただのがらくたになって
そこの店はがらくた4つぶら下げているのだなあ
と思うといけすかなさもなくなった。


キティちゃんが「チャーミー」という名の猫を飼っているという衝撃の事実。
チャーミーキティ | キャラクター | サンリオ
猫が猫を飼う、人が人を飼うのと同じように非人道的な話だ。
チャーミーはパパからもらったらしい。
すごい世界が展開されている。


いや、猫は猫を飼ってもいいのだろうか。
人が人を飼うと途端におかしな感じになるが
それは飼われている人の人権が危惧されてのことだろう。
猫に人権はない。
だとすると猫が猫を飼うのはいいのか。
ふーっ。危なかった。セーフだ。
ファンはサンリオに危ない橋を渡らせられる。


キティちゃんは「シュガー」という名のハムスターも飼っているらしい。
http://www.sanrio.co.jp/bus_info/news/h16/160608.html
こちらは食べてしまわないか心配である。


もっといえばキティちゃんがミッキーマウスを食べてしまわないか心配でもある。


近くのビデオ屋が半額セールだったので『宇宙戦争』という
今さら感丸出しの大作を借りてきて観たらおもしろかった。
「宇宙人が攻めてきた」という話だ。
どこがおもしろいのか、と思ったら特にへんてこなこともしていない、
普通に攻めてきて、普通に頑張っててそれが真っ当におもしろかったのだ。
スピルバーグはかつて友好的な宇宙を描いてたが今回は敵として宇宙が出てきて、
巷ではどないなっとんねんスピルバーグ、という話らしい。
それでも
ただ宇宙人が攻めてくるそれだけの映画ですけどそれでもおもしろいっしょ?
という宇宙愛みたいなものも感じる。
「宇宙人が攻めてくる」それだけで映画はおもしろいのだ。
主人公の父子の物語も泣ける。
死んでもいいから見届けたいのだ、と戦地に赴く息子はかつてのスピルバーグで、
娘という他にも守らなければならないものがあって息子を止められない父は
現在のスピルバーグなのだろう。
スピルバーグだらけの宇宙戦争大会。
よかった。


他に借りてきたのは『28日後』『グエムル漢江の怪物』。
どちらも今さら映画だ。
『28日後』はすごいオーソドックスなゾンビ映画
お約束を全部守るか、くらいの勢い。
グエムル』は、え!?モンスターパニックもの!?という感じだったが
得意のユーモアときっちりした画面で「らしい」映画になってた。
総じて良かったのではないだろうか。


今ドラマを観ていてテレビのドラマって
美男美女がいっぱいいる学校とかになっててすごいと思った。
すごい。
悩む必要なんて何もない。
あの人たちは美人だしかっこう良い。