兄とコーンとそんちの話

はてなスターは気味が悪いと書いているのに、星を増やす人たちがいる。
いやがらせが横行している。


兄はコーンの軍艦巻きのことを忘れたのだろうか、
普通にうまい居酒屋に連れていってもらった。
うちの兄は体育系の暑い人でほんとに兄らしい兄で、
顔も声もうり二つなんだが、まあ対照的な人で、
二人きりになるのは少し怖かったが、
飲んだら飲んだで共通体験など腐るほどあるので
バック・トゥ・ザ・フューチャーの台詞思い出クイズで盛り上がった。
兄とおれが何十回と見てたのはテレビ放送を録画したものだから
声が織田裕二×三宅祐司のダブルユージ黄金コンビで
魅惑の、深海、パーティーだよ!とか
そうだ!市長になれるぜ!とか
ひたすら二人で織田裕二の真似ばかりする羽目になってわちゃわちゃしてたのだ。


あとはうちのご先祖様が飛田新地という遊郭で財を成したという噂とか。
家系ギャグ。


友人のそんちにコーンの寿司のくだりを話していたら、
そりゃまあ当然だわ、というようなことを言っていて、
そんちが話すにはおれと一緒に回転寿司を食いに行ったら、
すまんけど、とか、ごめんけど、とか何度も謝りながら
コーンの寿司を注文してたらしい。
謝ってたから許したったけど、という話なんだが
コーンのお寿司を何度も注文するのはそんなに悪いことなんだろうか。


そうだったらごめんなあ今までのみなさん。


そんちくんと平日に取材と称して観光に。
おれとそんちは22才くらいのときに気が狂うほどの暇を共有していて
ファミレスだったり近くの川だったり
吉野山や石切などの取り立ててどうということもない観光をしたりして
やたらめったら喋るということをしてた。


5年後の今も取材と称したりパーカッションの仕事が休みだからとか
お互い色々理由をつけてはいるものの
やはり当時と同じく暇を共有したいがための観光で、
それもまた平日だったりするのだから
帰りの駅には観光帰りのおばちゃんツアーに出くわして
もしこのおばちゃん全員と喧嘩する羽目になったら何人いける?
それは一対一?百人組手みたいな?
いやいや、いっせーのーでで、すてごろで。
そうか、そうなら方法はあると思うわ。
と、おばさん数十人ともし戦わばという新たな大山メソッドを開発したりしてたのだけど
よく考えればこういう話は久しぶりだ、
暇はさすがに偉大だ、
こんな話は暇じゃないとできない、と暇の重要性をお互い再確認した。


おれは遊びが好きなんだが、
多分それはハンドルとかの「あそび」と言われてる部分のことで、
余剰で空白で疎になってるところが好きなんじゃないかと思った。


あ、「寸足らず」は逆のようだが、これも好きだわ。