フラダンス・セクシー

ラジオコントの編集をしながらテレビつけてたら
殺人事件のドラマが始まって
フラダンス教室みたいな場面でそれっぽい人が出てきて
ほー。フラダンスの衣装ってセクシーですねー。と思ってたら
サクッと刺されて死んだ。


あ。そっか。
死んじゃうのか。
と、序盤にまず殺人があるルールを知った。


死んだ瞬間は「わ、死んだー!」とふきだして笑ってしまったんだけど、
よく考えればやっぱりかわいそうだよなー。
粗末なというか小道具みたいに死んじゃうのは、
まあそれが笑えるところなんだが、
まず死ぬ、っていうのはすごい話ではあるなーと思った。
無駄に。


映画なんかで出会う好きな死に方は
頭にサクッと斧みたいなのが刺さって
そのまま後ろにフーッと倒れていくやつで
それがどうにも笑いのツボみたいなものを刺激するので
もし死ぬなら全員そうやって死んでほしいと思うし、
自分もそうやって死にたい。


とりあえず2時間サスペンスドラマは開始1分で
頭に何かがサクッと刺さって死ぬ、っていうルールにしようよ。
で、無駄に死ぬよりは笑いを回収していこうよ。
おれを楽しませよう。



『家政婦は頭にサクッと斧みたいなものが刺さった死体を見た!』とか
有馬温泉若女将が行く!朝もやに浮かび上がったサクッとした死体とは!?』とか
全部そんなんな。


あ、おれを楽しませようよ、ってこれいい言葉な。
みんなほんとそういう風にやればいいのにな。


あ、今、容疑者のフラダンス教室の女の人が取り調べ受けてて
「その時間何してた?」って聞かれて
「…徹夜でレイを作ってました…。」
フラダンスだとそういうアリバイになるのか、と笑った。