酔っ払ってDVDを借りてきた。
ということでもうおれが見たからおまえたちは見なくていいぞシリーズ

立つどうぶつ物語 [DVD]

立つどうぶつ物語 [DVD]

風太くんは立ってかわいい。
それってもしかして風太くんがかわいいんじゃなくて、
立つ動物がかわいいんじゃないの?
というザ・間違い地点から出発しためくるめく動物愛。


風太くんが立つ。
なるほどかわいい。
パンダが立つ。
まあパンダはかわいい。
ヒグマ立つ。ツキノワグマ立つ。
立つだろう、立つだろうけど。
キリン。サイ。
立たない。
フラミンゴ。
二本足の動物に「立つ/立たない」の概念を導入するのは難しい。


このDVDのすごいところは全て風太くん頼みのところで、
キリンやサイなど立たないんだろうなーという動物、
それ自体は画面に映ると
え?え?こんなの立つの?と期待感がすごいのだけれど、
ものの見事に立たなくて、
もよーんと草くってるだけー、とか、水あびてるだけー、とか
ただ草食動物がダラダラしているというひどいシーンが続いたときに
パッと切り替わって再び風太くんの立つ様子が流れるのだ。
見る側の不満が高まると風太くん登場。
スターだった。


一番笑ったのはアナグマか何かが立つシーンがあって
立った瞬間にポンポロリーン♪とファンファーレめいたSEが鳴った瞬間。
立つのか…立つのか…立ったー!
というロッキーみたいな楽しい映像だった。


何でもないものにみんなですごい応援したら楽しいだろなと思った。
笑点の一人を過剰に応援したり。
風太くんが立つまでを60秒の映像にして
イムリミット60秒の間に風太くんは立つのか!?
ってまあ立つのは分かってんだけど
それでも本気で応援したら
多分立つ瞬間は本当に楽しいんじゃないだろうかなあ。
アニマル浜口くらい応援したら何でも楽しいよ多分。