国道沿いの外装を工事しているラーメン屋の前を通ったときに
ソウルフルな歌を歌っている黒人の作業員がいた。


先々週のクドカンのドラマで
トイレで気張りながらレイ=チャールズを歌う黒人のペンキ屋というのがいて
そんなもんよう思いつくなあと感心していたら本当にそんな人はいるのだ。


あの人たちは本当に日常的にソウルフルな歌を歌っているのである。
いや、もしくは歌っているという感覚ではないのかもしれない。
おれが聞いたその歌もかなりうなり声に近かった。
それくらいソウルフルな歌だと思ったのだが、
よく考えれば「はーん!お腹こわしたーん!」という叫びだったのかもしれない。


それを聞いて、はあーいい歌だなー、と思っている私たちというのは
というかおれだけれども幸せな日常を送っているのだと実感する。


マービン=ゲイが戦争やめろー!と歌っても、
はあんいい歌あん。とみんな思っているし今言ってることはけっこう普通のことかも。


冗談書こうと思ったら普通のことだったので今とても恥ずかしい。