赤ちゃんをあずかることになった。
とはいってもそれは7〜8日前のことで。
その日は何かカフェかどっかに行ったのを覚えている。
その後大阪に帰り旧友や家族たちと過ごす。
帰ってくるなり何かいやな予感が。
赤ちゃんだ。
赤ちゃんのことをすっかり忘れていた。
さすがに死んだろう、とぞっとした。
大変なことをしてしまった、と悲しかった。
しかし家に帰ると赤ちゃんの痕跡はない。
どうなったんだろう。
あれは夢のような話、いや、夢だったのではないだろうか。
ホッとしたような、うしろめたいような気持ちでカフェに行く。
ここは何だか覚えがある。
そうだ、ここに赤ちゃんを連れていったのだ。
店員のお姉さんに声をかけられ驚く。
その腕には赤ちゃんが抱かれていたのだ。
赤ちゃん、よかった。
元気にしていましたよ、この子は。
そんな言葉を聞くと泣いてしまった。
元気でいてくれてありがとう、赤ちゃん。
しかしなんでおれは8日も赤ちゃんのことを忘れてしまっていたのだろう、
こんなに神々しい赤ちゃんを忘れるなんて考えられない、
それこそ夢の話のような…
まさか、いや、そうか、夢か。


飲んで朝に寝て昼前に起きたので睡眠時間が少なくこんな夢を見た。
現実感もあり、涙あり感動あり、
夢の中で夢の存在が語られるという構造のおもしろもありで
なんとなく満足だった。
その後ハナクソンズを観に行った。
部員全員の匂いが混じったときに黒人の匂いがするのでもうやめます、と
バレエ教室をやめていく男の話がとても可笑しかった。