こう、なんていうか、買ってきたもののサイズが違ったときの
あの間抜けさというかわびしさというかアンニュイな感じは
何なんだろうか。


ボサノバだろうか。
いや、盛大にやったった感の音楽を流してみてもいいかもしれない。
ウィーザーのホリデイという曲のイントロとか)
しかしまあボサノバだろうか。
ジョアン・ジルベルトあたりでいいのではないだろうか。


今日、テレビのケーブルを買ってきて
うちはすでにテレビの線が備え付けられていて
それだとテレビには届かないから買ってきたのだが
線が手元にきてやったやった、よっしゃよっしゃ、これやこれや、
と目を落とすとオスとオスで
あっ。
である。
そしてジョアン・ジルベルトが歌う。


以前、ジョン・ウォーターズのビデオを借りてきてそれがものすごい楽しみで
ビデオに突っ込もうとしたら入り口で
ガッ。
とサイズが合わなかったときもジョアン・ジルベルトは歌っていた。


いる。
我が家にはいる。
ジョアン・ジルベルトがいる。
そしてあなたの家にもいる。
ジョアンはみんなの家にいて、サイズが違ったときのためにこっそり物陰でスタンバっている。


時折壁がピシッと大きな音を立てることがあるだろう。
ジョアン・ジルベルトのしわざである。
あれ?携帯電話ってどこにやったっけ?ということもあるだろう。
ジョアンである。


ジョアンはとてもいたずら好きなかわいい生き物である。
(そしてボサノバの大家という一面も見せる)


話がちがってきたが、今日は下北沢に行ってきたのだが
なぜかすれちがう男の人が全員向井秀徳に見えるという奇病に冒され困った。


しかしもしかしたら全員向井のドッペルゲンガーだったのかもしれないし、
全員向井だったというのが一番おもしろいな。