三木監督の撮影現場をレポートしたもの見て勇気がわく。
三木さんでさえ脚本段階ではみんな「わかんない。」と言ってるのだ。


定食屋のテレビでぼんやりと外人たちが水泳していた。
そんな思い出をひとつだけ残しておれの北京五輪が終わった。


今ごろ北京では誰かが「決まっ」ているんだろうなあ
と思いながら日々をすごしていた。
体操の着地が「決まった!」り、逆転のPKが「決まった!」り。


でも北京で誰かが「決まった!」する瞬間にも
世界のどこかでは誰かが「決まった!」をしているのだろう。
あの娘のためにバナナシュート「決まった!」り
ビックカメラで電子レンジの5年間保障延長を「決まった!」り。


そう考えると「決まった!」からといってそんなに騒ぐものでもない気がしてきて
ただでも木俣さんは「決まった!」と聞いてビクッと体を震わせているだろうし。


少なくともおれは大北海道展を見て体を震わせている。