明け方が寒くてズボンの上にズボンをはいて原稿を書いていた。


おしっこに行ってチャックを開けたらまたチャックがあった。
いつになったらこんにちはできるんだい。
まあとにかく可笑しかった。


寝起きでもうろうとしたまま何も考えず朝食を作った。
ごはんが残ってたのでフライパンにおしあてながら焼き
卵をおとして少しつぶし、
焦げ目がつくくらいまで焼いたらひっくり返してまたおしあてながら焼き。
無意識のうちにお好み焼きを作ろうとしていた。
ソースを塗って食う。
まあうまくはないがそりゃそうだよな、と気づいて可笑しかった。


うまくはないが変なめしを作って食うのがけっこう好きだ。


甘豆腐をご存知か?
ご存知か?と聞かれてもこの話の流れだとおれが考案したものだろうし
実際そうだからまあ困るだろうけれど、豆腐の甘いやつだ。
うどんだしのかなり甘いものを作って豆腐を煮て
天かすとかねぎとか卵とか黒七味とか入れて食うのだ。
甘いぞ。


近所のラーメン屋の味のくどさに辟易としてたのだけど
今日「アブラ-少なめ」という選択肢を発見してなるほどなあと。
ああこうやったらくどさも少なくなって食べやすいんだな、と
はむはむ食べてたら
大学の応援団員が入ってきて
「すいません!アブラ多めの、味濃いめ!」
あいつらをお湯で煮たらいい出汁が出るのだろう。


干し柿をたべてほうじ茶を飲みながら、今。
世界は分かり合えないと思った。