住さんおもしれーなー


近くの商店街に、珍しく電光のサインを置いている古書店がある。
何ていう店なのかは未だに分かってないのでブックオフと呼んでいる。
「バンドスコア!」
とかオレンジ色のライトがビカビカしてびっくりするのだが
「歴史もの!高く買います!」
とつづいて、ああブックオフかと納得する。
手間賃くらいにしかならなかったが要らない本を売りに行ったこともある。
店の中はくさかった。
前を通るたびにああくさかったなあ、とか、あのおっさんパッとしないなあとか思う。
箇条書きのように書いて何の話だったか忘れかけたが電光のサインだ。
「へいらっしゃい!」
と出てくることに今日気づいた。
しかしあのおっさんが?ということである。
業者が勝手にやったとは考えにくいから、あのおっさんが。ということにはなる。
おっさんの内面。
サインの威勢のよさはおっさんの内面がよく出ているからだ、そう考えれば納得できる。
しかしあのくささはどうするのだ。どういう関係があるのだ。


へいらっしゃい!というくさい店。
一体どういうことなんだろうか。