あれから五ヶ月経った。


お、かっこいいじゃないか、と思われた方には申し訳ないが
このブログを五ヶ月サボってただけのことであって
私たちの小学校が廃校になる記念に苗を植樹して五ヶ月、とか
リアカーに家財道具を載せて日本を飛び出してから五ヶ月、とか
色々ある五ヶ月界の中でも底辺に近い五ヶ月である。


五ヶ月界のすぐ上にはホッカイロを揉みつづけて五ヶ月がいて
すぐ下にはホッカイロを揉みつづけてるうちに破れて中に何もなくなった五ヶ月がいたりする
そんな五ヶ月だった。


久しぶりにブログを書くと五ヶ月の紹介に思いのほか時間をかけてしまったりする。
そんなことはどうでもいい。
娘が生まれたのだ。


男四人で育った自分にとって、家に小さな女の子がいる、ということ自体が驚くべきことである。
小さな女の子はそれ見ろと言わんばかりに私を驚かせる。
(ところでこのブログの一人称は「私」だったっけ?)


小さな女の子は右手の指を折り曲げて、人差し指と中指の間に親指をそっと握りこむ。
セックスマークだ!と、私は動揺する。
そんな私にかまいもせず、今度は左手の人差し指と中指の間に親指をそっと握りこませる。
ダ、ダブルセックスマーク!と腰を抜かす私を尻目に、
セックスマークを作った左手をそのまま口に持っていって、
チュッパチュッパ、
チュッパチュッパ。


ヒィーッ!である。
日々ヒィーッ!である。


五ヶ月でなく、そんな娘を紹介したくてブログを書いた。
名をぽん子という。
「本」に「゜」で本゜子と書く。