昔のyoutubeのアカウントを見てみたら
吉野という中高の友人がへそを鳴らす動画に1万人見に来てた。


この前吉野くんに会ったときに
言うん忘れとったんやけどごめんあの動画youtubeにアップしたんよー、と言うと
いやいやぜんぜんいいよ、嬉しいよ、ちょっと見たいわどこにあんのん?
と機嫌よーくしてたのを思い出した。


1万人はほとんどゲイのサイトからですごい笑った。


コメントに「nice bulge (いい太っ腹)!!」とあった。
ごめん、吉野。
世界的にデブ専大集合になっちゃった。(黙っとこ!)


一応気になった人のためにリンクをしておくけれど
太ってる吉野くんがパンツ一丁なのできもちわるいので気をつけて。
こちら


初めてふぐを食ったやつは死んだ。
食って即死ぬわけではないだろうから
いかにうまい魚かを説明した後で苦しんだんだろう。
その後もチャレンジした人が続いたから今の毒抜き技術が完成した。
死んだやつがいるのに何で続いたんだ?
という疑問があるだろう。
多分死ぬ間際に
「この苦しみはあれさふぐじゃなくて体調悪かったからさ
 ふぐはもう最高にうまいのでみんな食ったほうがいいよ、じゃあね、エレレレレレ。」
と言い残していったんじゃないだろうか。
道連れの歴史。
ふぐの毒。


そんなことを考えていたのは定食屋のフレンチドレッシングを眺めていたときだった。
塩、胡椒、酢に油。
シンプルながらうまい。
シンプルなので万人にとってうまい。
よくみかんの皮とか入れなかった。
よく山椒とか入れなかった。
戸棚のホコリとかタイヤのカスとか入れてはいけないものは無数にあったはずだ。
多分入れたやつも無数にいる。
塩、胡椒、酢に油。あとタイヤ。
タイヤ!?
かっこいいやろ。
とか言ってるやつがいっぱいいたはずだ。
で、その中からぎりぎりまでたしなめられ引かれていってこれなのだ。
何気ないものだがぎりぎりまで引き算された先人の知恵の結晶のようなものか。
キラキラしてる。
そういえばこのコロッケもそうだ。
いもに肉で衣で揚げて、もうキラキラだ。
ご飯も味噌汁も何でもそうだ、この机の上はキラキラじゃないか。


なのになんで美味しくないんだろう。


そんな飯屋の思考。
同様に風呂屋の思考というのもある。
店には場所には固有の磁場のような思考法があるような気がします。